危険を感じたとき、誰を探す?

ここで少し、意地悪な質問をします。

犬の信頼度を確認するために、実はこれが一番、重要なポイントです。

答えによっては、立ち直れないほどのショックを受ける可能性もあるので、覚悟してください(笑)

聞きなれない音を聞いたとき、何かに驚いて恐怖を感じたとき、犬はまず最初に誰を探しますか?

「自分」と答えた人は、大丈夫です。犬は、あなたを一番、信頼しています。

自分意外だった場合・・・残念ながら、犬が最も信頼しているのは、あなたではないかもしれません(汗)

犬は人に付く、と言われますが、それは犬が一番信頼している人、ということです!
犬だって生き物である以上、身の危険を感じれば当然、安全な場所に逃げようとします。

その時、自分1匹では不安なので、誰かに頼り、守ってもらおうと考えます。
自分の命を預けるのですから、誰でもいいというわけではありません。

飼い主を捜して、燃え盛る火の中に飛び込む犬もいると聞きます。
ここに、犬の本性が出るのです!

普段は誰にでもいい顔をする子でも、いざという時、本当に助けてほしい時、あなたの犬は、誰を探すでしょうか?

個人的な話になりますが・・・私の家には5匹の犬がいます。

時々、あまりの自由奔放さに「なめられてるな~」と感じることも多々あり・・・(泣)
そんな時、私は家族に頼んで、わざと部屋の外で、大きな音を出してもらいます。

さてさて5匹の犬たちは、どうするでしょうか?

答えは・・・引きつった顔をして、私の周りにビッタリです(笑)

例えそこに見知った顔があろうとも、5匹全てが先を争いながら私の周りに集まってきます。

普段は犬種も性格もバラバラで、まとまりのない犬たちですが、その時ばかりは示し合わせたように綺麗に、私の周りで輪を作ります(笑)

私も、「仕方ないな~」と苦笑しながらも、まんざらでもない気分。
輪の中で、にんまりです(大笑)

優越感に浸りながらも、こうやって慕ってくれるこの子たちが可愛くて仕方ありません。

「この子たちは、何があっても守る!!」と、改めて誓いを立てる瞬間です。
本当に大切な絆とは、1日2日で培われるものではありません。

焦らずに、犬との揺るぎない絆を育ててください。
犬は真っ直ぐな心で、ぶつかってきます。
受け止める覚悟を決めてください!

犬を飼ったその瞬間から、その子の一生をまるごと引き受ける義務が生まれるのですから。

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