飼い主の涙にパニック

犬を飼っている人は経験があると思うのですが、飼い主が落ち込んだり、泣いたりしていると、いつの間にか側にいて、オロオロと飼い主の顔をのぞき込んだり、クンクンと不安げに鳴いたりしていたことがありませんか?

部屋中を落ち着かなく歩いて、顔を舐めに来るしぐさにキュン・・・。

「私のことを心配してくれてるの?悲しい気持ちが分かるの?」なんて嬉しくなってしまいますね?

でも、それは飼い主の普段とは違う素振りに、戸惑っているせいです。

飼い主の悲しい気持ちに呼応して、というのは、少し違います。
もちろん、心配して側に来ていることは言うまでもなく、その気持ちには変わりありません。

ただ、いつもはニコニコと自分に接してくれている飼い主が急に元気が無くなると、どうすればいいのか分からず、困惑してしまうのです。

そのため、飼い主の感情を読み取ろうと、顔を近づけたり、自分のお気に入りのオモチャを持ってきて側に置いたり、何とかいつもの飼い主に戻ってもらおうと必死なのです。

気が付いたら周りに、自分が運んだものではないオモチャの山が・・・そして向こうから巨大なヌイグルミが~!!

「えっ?」

全部、犬が持ってきたオモチャだった、という場合もあります(笑)
健気ですね~(苦笑)

同じように、家族がケンカすると、自分には関係ないのに割って入り、事を余計に大きくしてしまう、お節介さんも居ます。

これも心理は同じで、いつもとは違う家族の一面を見た犬がパニックを起こし、なんだか分からないけど、自分も一緒に興奮しちゃえ~、という状態です。

誰の味方をして加勢するかは、日ごろ犬にどんな目線で見られているかが、大きなカギを握ります。

願わくば、自分の味方をしてほしいところではありますよね?(汗)

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