犬のコミュニケーション術
犬は、人間のように言葉を話すことは出来ません。
でも、犬には犬なりのコミュニケーション術があります。
声で、鳴き方で。
しぐさで、行動で。
それは、究極の犬語です。
犬たちは積極的に、身体を使ったボディランゲージで、犬仲間や飼い主にアプローチを仕掛けます。
それはもう必死です(笑)
そんな犬たちのコミュニケーション術を「カーミングシグナル」と呼びます。
簡略すると、(相手と自分の気持ちを)「落ち着ける、気持ちを鎮める、サイン」です。
しかし近年、犬の室内飼いや、他の犬とのコミュニケーション不足などで、この犬同士のコミュニケーション術を知らないまま大人になり、他の犬と仲良く出来ない犬たちも増えています。
本来なら、小さいうちに親や仲間から教わるべきコミュニケーション術を継承されずに、人の元へ引き渡されるケースが多いからです。
そのように、他の犬と仲良くする術を知らない犬は、必然的に引きこもりになり、お散歩嫌いになってしまう原因になります。
積極的にお散歩に連れ出したり、ドッグランなどで自由に遊ばせることで、犬の自立心を育て、仲間を作るきっかけ作りにもなります。
お天気のいい日は、公園で「犬とも」を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
人が手や足を使って、気持ちをより分かりやすく相手に伝えようとするように、犬は口や尻尾で、対する犬や人の気持ちを量り、自分の気持ちをもコントロールしようとします。
例えば、あくび。
例えば、カーブを描いて歩く。
例えば、匂いを嗅ぐ。
例えば、背中を向ける。
犬にも性格がありますから、一概に「こうだ!」とは言いきれない部分はありますが、言葉というツールを持たない犬は、ボディランゲージを駆使して、私たち人間に様々な「想い」を伝え、会話しようとしているのです。
犬を飼っている人ならなおの事、愛犬が伝える、そんなメッセージを受け止めたいと思いますよね?
もっと愛犬と絆を深めるために、耳を傾けてみましょう。