初めての挨拶

初めて出会う犬がまず行うのは、犬同士の「あいさつ」です。

頭を低くして、ゆっくりと恐る恐る・・・。
それでも、目はキラキラと輝かせながら、初めてのチャレンジに挑むのです。

犬が初めて、新しい仲間と出会った場合、必要以上に犬を構ってはいけません。

一度甘やかすと、ずっと飼い主を頼るようになり、新しい仲間とのコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
犬のルールにまかせましょう。

犬がケンカをしたり、怖がる様子を見せるようなら、軽く撫でる程度で安心させてください。

犬の挨拶とは、口、首、お尻、と基本的に匂いを嗅ぐのですが、それは相手を確認するためのものです。

匂いを嗅いで、即ケンカ!にはならないので、さほど心配は要りません。

ただし、犬に慣れていない犬は、挨拶の仕方を知りません。
ペタンと座り込んで、匂いを嗅がせられない犬もいます。
そのような場合は、注意が必要です!

ケンカにならないうちに、優しい犬に任せて慣らすか、極力、他の犬とは関わらないようにしましょう。

ちなみに、犬のお尻には個体によって匂いが違う「肛門腺」という袋があって、犬同士の挨拶では、この「肛門腺」の匂い=お尻を嗅がせるのが礼儀です。

お尻を嗅ぐにも順番があり、通常は力の強い犬、もしくは年齢が上の犬が先に嗅ぐのが決まりです。

その位置関係がはっきりするまでは、犬同士がお互いのお尻を嗅ぎ合って、グルグル回ることになるのです。

※「肛門腺」・・・スカンクと同じ類のもので、とても強烈な匂いを放ちます。
通常はトリミングに出すと、お店の人が絞ってくれますが、ずっと絞らないままだと破れて病気に繋がるので、注意が必要です。

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