犬の好みを知る

「吠えてはダメ」「噛んではダメ」「ダメ、ダメ」ばかりでは、犬も伸び伸びと楽しむことは出来ません。

まずは何が良くて、何がダメなのか、して「良いこと」と「悪いこと」を教えましょう。

犬は変化を嫌う生き物です。
ダメなことは最初から、手を掛けさせないように気を付けましょう。

犬にとって、1度許されたことは、「やっても良いこと」だと認識します。
昨日まで許されたことが、今日はダメ!

または、人に依って「許されること」と「許されないこと」が違う、というような教え方のブレは、犬を混乱させ、制止されるストレスから犬を委縮させてしまいます。

犬に教える前に、まず飼い主自体が、許容範囲を決めておく必要があります。

また、犬といい関係を築くためには、遊び方などにおいても、犬の好みを知っていなければなりません。

「引っ張りっこ」に「追いかけっこ」、「押し合いっこ」に「かくれんぼ」。
どれもワクワクするような遊びばかりですが、犬の性格に依っても、好きな遊びは違います。
それは、犬のオモチャにも言えることです。

それでも、「犬」に共通する、傾向というものがあります。

私の経験から見る限り、大人しい性格の犬なら、大きすぎるオモチャより、自分の口より少し小さめのボールやダンベル、比較的やんちゃな犬なら、自分よりひと回り大きめのヌイグルミや、飼い主に向かっていくような遊び、を好むように思います。

また、犬の心も体も日々、成長します。

その犬の成長に合わせた遊び方、スキンシップの取り方を模索してあげましょう。

注)仔犬の頃に、叱るための道具として、オモチャで叩く、オモチャを投げつける、などの叱り方をすると、成犬になってからも、それがトラウマになり、そのオモチャで遊べなくなってしまいます。
オモチャで叱ることは、絶対にしないでください!

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