ストレスサイン

犬のストレスは、様々な要因が原因で引き起こされます。

犬がストレスを抱えると、身体の一部を舐め続ける、引っ掻くなどの症状を引き起こし、飼い主に反抗したり、ストレス解消のために物を壊す、むやみに吠えるなど、人間にとって「問題行動」をするようになります。

また、自分の尻尾を追いかけてグルグルと同じ場所を回る、噛む、などの「常同行動」を繰り返す場合もあります。

これを「ストレスサイン」と呼びます。

犬にとって、ストレスが生まれる原因は1つではありません。

例えば、今まで1匹だけで飼っていた場合。
新しい犬が来た途端、そちらにばかり気を取られ、先に居る犬を後回しにすると、先住犬は「ママの愛情が半減した!」とヤキモチを焼きます。

それまで自分のみに注がれていた飼い主の愛情が、新参犬に取られてしまう、という不安や寂しさから、先住犬は新参犬を苛めたり、ストレスで毛がごっそり抜けるなどの「身体被害」に見舞われることもあるのです。

特に多頭飼いの場合、もともと犬嫌いな犬は、自分以外の犬がいる自体がストレスになりますし、若い頃は仲が良かった犬でも、歳を取るにつれ身体が辛くなりますから、「遊ぼう!」と誘われても、一緒に走り回ることがキツくなります。

そのため、1人でいたいのに1人に慣れない環境、若い子に誘われること自体、ストレスになってきます。

犬の状態を随時確認しながら、その時々で快適な環境を整えてあげましょう。

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